早いものでもう10月も終わりです。こもりです。
先週でしょうか、MetaのパーソナルAIアシスタントいうかエージェントである「Muse」の提供が日本でも開始されました(段階的にロールアウトしてる最中っぽいので、まだ使えない方もいらっしゃるかもしれません)。このMuseは後発だけあってか結構できるヤツで、外部サービスのコネクタなんかも先週から数多く追加されておりFigmaやGitHubなんかとも接続できます。
ん?、Figma?、そうなんです。Claude Codeなどのコーディングエージェント同様に、Figmaのコネクタを使えばMCPを経由してFigmaのファイルが操作できます。現状使えるMCPツールは30個ぐらいですが、最近追加されたツール以外は大体使えると言うこと。もしかして「Claude版のスキルを最適化すればMuseからも使えるのでは?」ということで、移植してみたところ環境依存するツールを置き換える程度で何の問題もなく動作しました。やったー!
このMuseはクラウド側の仮想環境(Linux)にシステム設定などを保持するようになっており、一般的なエージェントと同じような構成なのがわかります。ファイル自体はクラウド上にあると言うことは実行環境を選びません。ブラウザだろうがデスクトップだろうが、スマフォだろうが、Museが動けばどこでも動くということ。

さらにMuseの良いところは、週次で利用できるトークン数が膨大で1億トークンあります。
例えば、Claude Codeは週次制限もありますが基本的には5時間毎にリセット、FigmaのAIエージェントは月間利用量が決まっていてPro版アカウントでは3000クレジット(追加は可能)となっています。
先日Claude版のスキルに、Figma版の「create-single-page」「create-multi-pattern」の機能をひとまとめにした「create-figma-page」を追加した記事でも触れましたが、FigmaのAIクレジットはその作業内容にもよりますが、チリツモでどんどん消費していくところがあって、AIさんが頭を使うヘビーな作業を何度も任せているとクレジットバランスがすぐに枯渇するのです。
Claude版、Figma版のパッケージにおまけで追加
そんなわけで、Figma側でやった方が良い画面を見ながらの作業はこれまで通りFigmaエージェントに任せるとして、少しクレジットを消費してしまうような重めのタスクに関してはClaude CodeやMuseでやった方が精神衛生上良いな…ということで、先日の「create-figma-page」を含め、Claude Code版スキルが持っていたFigma連携スキルの一部(といっても全部で13個)をMuseに最適化して移植しました。
スキルの詳細はページ下をご覧いただきたいのですが、これまで「KMRVID Claude Skills」のみに入っていた「cognitve-ui-design」も今回のおまけに同梱してあります。「KMRVID Figma Skills」のみお持ちだった皆様、こちらのスキルをFigmaのカスタムスキルに登録すると、「create-single-page」や「create-multi-pattern」での新規ページ生成時、「hey-polish-me」での改善提案時にオプションだった機能が有効化されます。

ご覧のように何の問題もなく作業を進めてくれます。
Museのスキルは他のエージェントと異なり「/(スラッシュ)」でのカスタムスキルの呼び出しには対応していません。スキルを実行する際は「create-figma-page を実行して」みたいな感じでスキル名を直接指示してください。
Museは基本的にひとつのチャットウィンドウで何でも処理はしてくれますが、サイドチャットで特定のトピックだけそっちを使うみたいなこともできるので、普段の会話が進むメインチャットを汚染したくない場合は別で実行すると良いかも知れません。
こちら本日から「KMRVID Claude Skills」「KMRVID Figma Skills」双方のパッケージに同梱しております。日々の作業におけるFigmaのAIクレジット消費にお悩みの皆さん、Figma MCP経由で操作する分にはFigmaのAIクレジットは消費しません。Museで実行すれば何十ページ新規生成しようが最適化しようが、その莫大なトークン数があるのでたぶんビクともしません。減っても週次でまた1億トークン復活しますので(笑)。
まだ「KMRVID Claude Skills」も「KMRVID Figma Skills」も持ってないよ!という皆様、各パッケージの詳細はこちらのランディングページをご覧ください。
2026年10月28日(水)23:59までは、先日の「Maker Collective Tokyo 2026」登壇記念のディスカウントコード `mct2026` が有効です。チェックアウト時にコードを入力していただくと、いずれのパッケージも5,500円引きで手に入る最後のチャンスです。
以下、README.mdからの抜粋です。
動作環境
- Muse(Figma コネクタを接続済みであること)
- 対象ファイルへの編集権限
- 書き込み系スキルを実行する前に、対象ファイルの複製、またはバージョン履歴で 戻れる状態にしておくことを推奨します
使い方
- zip を展開し、スキルフォルダ(13 個)を Muse のカスタムスキル置き場に置いてください。 置き場所が分からない場合は、展開したフォルダごと Muse に渡して 「このスキルをインストールして」と伝えるのが確実です。
- Muse ではカスタムスキルはスラッシュコマンドでは呼べません。 チャットでスキル名を伝えるだけ です(例:「figma-tidy-up をこのファイルにかけて」+ Figma の URL)。
- Figma への書き込みは、その都度 Muse の画面で承認を求められます。 内容を確認して承認してください。これが Claude 版との主な操作感の違いです。
スキル一覧
最適化パイプライン(この順序での実行が基本です):
| スキル | 内容 |
|---|---|
| figma-tidy-up | フレームをオートレイアウト化し、構造を整える |
| figma-layer-rename | 自動生成レイヤー名を、コード化しやすい命名(ケバブケース等)に書き換える |
| figma-tokenize | 色・文字サイズ・余白を変数化し、テキストスタイルを生成する |
| figma-componentize | 繰り返し要素をコンポーネント/バリアント化する |
| figma-enhance | 構造化済みファイルの追加改善(プロパティ追加、束縛漏れ等)を監査・実装する |
| figma-optimize | 上記を依存順に実行する統合スキル(実行する工程は選択式) |
単独スキル:
| スキル | 内容 |
|---|---|
| figma-audit | デザインを 4 観点で採点する読み取り専用の監査 |
| figma-contrast-check | WCAG 基準のコントラストチェック |
| create-figma-page | ブリーフからページを新規作成する(Figma AI クレジット不使用) |
補助ガイドライン:
| スキル | 内容 |
|---|---|
| cognitive-ui-design | 視線誘導・認知バイアス対策などの UI/UX 設計指針 |
| japanese-web-guideline | 日本語 Web のタイポグラフィ/レイアウト指針 |
テキスト系(Figma への書き込みなし):
| スキル | 内容 |
|---|---|
| brief-me | 制作前の要件ヒアリングを行い、BRIEF.md を作成する |
| rewrite-me | BRIEF.md に沿ってコピーをリライトする |
注意事項
- スキルの動作は Muse と Figma コネクタの仕様に依存します。お使いの環境での 完全な動作を保証するものではありません。
- 書き込み系スキルは対象ファイルを変更します。必ずバックアップ(複製)または バージョン履歴が使える状態で実行してください。